極越(Ji Yue Auto、极越、ジユエ)は、吉利ホールディングスに所属する中国の自動車ブランドである。吉利と中国のIT企業である百度のパートナーシップにより設立された。
プロジェクト開始当初のブランド名だった「集度汽車(Jidu Auto、ジードゥ)」という名称でも知られる。
概要
極越はEVと自動運転による次世代ロボットカーを展開するブランドである。
2021年1月、百度が吉利との合弁で集度汽車を設立し、EV業界に参入することを発表した。百度は2013年から自動運転技術を開発しており、これまでに培った技術をもとにした自動運転車の量産化を目指していた。百度は集度汽車に対して過半数を出資し、百度の主導による経営を目指していた。
2022年6月に初のコンセプトカーである「ROBO-01」を発表し、2022年末の予約販売開始を予告した。
2023年8月、ブランド名が「極越」に改名され、吉利の出資比率が65%となり、吉利傘下のブランドとして再始動することが発表された。百度とのパートナーシップは継続され、今後、百度は自動運転技術などのテクノロジー面で車両開発に参画するという。
百度主導によるEV参入を断念した理由として、中国国内にて新興メーカーに対する新エネルギー車製造の資格が厳格化されたことと、BYDやテスラなどのシェア拡大により新興EVメーカーの競争が激化していることが背景にあるとされている。
2023年10月、ROBO-01をベースとしたブランド第1号の量産車「01」を発売した。
沿革
- 2021年
- 01月 – 百度と吉利がEV会社設立のためのパートナーシップ締結を発表。
- 03月 – 百度と吉利の合弁により「集度汽車有限公司」が上海に設立。百度と吉利の出資比率はそれぞれ55%と45%。CEOにはモバイクの共同創設者兼CTOである夏一平(Xia Yiping)が就任した。
- 06月 – 北京の経済技術開発区に「集度科技有限公司」を設立。
- 11月 – 百度と吉利の合弁で「上海集度汽車有限公司」が設立され、上海集度汽車が集度グループの母体となった。
- 12月 – 百度のCEOである李彦宏が「最初のコンセプトカーを2022年に発表し、2023年から量産化する」という計画を発表した。
- 2022年
- 01月 – 総額4億ドル弱(約455億円)のシリーズA資金調達を完了。
- 06月 – コンセプトカー「ROBO-01」を発表。集度汽車有限公司に対する百度の出資比率を100%に引き上げ、夏がCEOを辞任し、吉利が株主から撤退したと報道された。
- これにより百度と吉利のパートナーシップの解消が噂されたが、百度・吉利両社とも「今回の変更は事業開発のニーズに基づいて実施した通常の調整である」という声明を発表した。
- なお、母体である上海集度汽車有限公司のCEOは引き続き夏が勤め、百度・吉利の合弁体制にも変更は無かった。
- 08月 – 上海・嘉定本社の新社屋が完成した。
- 11月 – 武漢に自動車関連のサービス業などを運営する「武漢集度汽車服務有限公司」が設立された。
- 12月 – 集度汽車有限公司の社名を「上海冪航汽車有限公司」に変更。
- 2023年
- 08月 – 吉利との出資により新会社「杭州極与越汽車科技有限公司」が設立され、ブランド名が「極越」に改名された。吉利と上海冪航汽車の出社比率はそれぞれ65%と35%。
- 10月 – ブランド第1号の量産車「01」を発売。また上海・嘉定にブランド初のサービスセンターが設立された。
- 2024年
- 12月 – 従業員給料未払いが報じられる
車種
- 01 - Dセグメントの電動CUV
脚注
外部リンク
- 公式ウェブサイト(中国語)



