結神社(むすぶじんじゃ)は、岐阜県安八郡安八町にある神社。
概要
古くから生産、縁結びなどにご利益があるという。近年は縁結び、恋愛の神社として知られ、正月三が日は賑わう。
鎌倉と京の都を結ぶ「鎌倉街道」沿いにあり、かつては結大明神として、美濃国の歌枕として古くから知られていた。十六夜日記の阿仏尼や、一条兼良ら詠った和歌に「結ぶ神」として表されている。
織田信長はこの結大明神を信仰しており、天正3年(1575年)、長篠の戦いの際、7日間の戦勝祈願を行なっている。
祭神
- 天之御中主神
- 高御産巣日神
- 神産巣日神
- 猿田彦命
- 猿田彦命は江戸時代に合祀される
- 天之常立神
- 天之常立神は本殿裏の磐座に鎮座
文化財
- 神像群
所在地
- 岐阜県安八郡安八町西結584
- 樽見鉄道横屋駅より約1.5km
- 安八コミュニティバス(安八町運行のコミュニティバス)北回り線「町屋」又は「津村方」バス停徒歩2分
- 国道21号「横屋」交差点を南下。約1km
歴史
- 平安時代の嘉応年間(1169年~1171年)創建。一説では奈良時代ともいう。
- 明治36年(1903年)、揖斐川の河川改修の為、現在地へ移転。このころ、「結大明神」から「結神社」に改称。
その他
- 結神社には、歌舞伎、浄瑠璃の演目「小栗判官照手姫」で有名な、照手姫と小栗判官小次郎助重の伝説が伝わっている。
- 永享~嘉吉年間(1429年~1446年)、照手姫は相模国から一時この地に逃れていた。自分の守り本尊(黄金仏)の導きで「結大明神」にたどり着き、7日間の願をかける。満願の日、結大明神が現れ、「そなたの願いを叶えよう。そなたの守り本尊はこの地に縁があり、こうして導かれたのである。この守り本尊をこの地に鎮座しなさい。」と告げたという。照手姫は、小栗判官小次郎助重と結ばれることを望み、「結大明神」に守り本尊を納める。やがてこの願いは叶えられたという。
- 照手姫の守り本尊は「結大明神」に奉納され、十一面観世音菩薩の額に取り付けられる。結神社に祭られていたが、結神社の移転に伴い、別の場所で祭られることとなる。現在は、結神社の南約100mにある「町屋観音堂」に祭られている。
- 阿仏尼は1277年(建治3年)にこの地を訪れ、和歌を残している。
守れただ契り結ぶの神ならばとけぬ恨みにわれ迷はさで
- 神主は常駐していない。また御札、御守りなどは隣接する大平工業で扱っている(休日を除く)。
事件
- 2012年10月12日から13日にかけて同神社の本殿内から、安八町の文化財に指定されている神像17体が盗まれているのが見つかり、岐阜県警が窃盗事件として捜査を行っていたが、同年12月25日朝に神社境内で白い袋に入った神像17体が見つかり、24日から25日朝までに盗んだ犯人が返したとみられている。
脚注
関連項目
- 八幡神社 (大垣市墨俣町)
- 小栗判官が祀られているという伝説がある(説経節をぐり)。
外部リンク
- 結神社 - 神社公式サイト



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