シムケント(カザフ語: Шымкент、ウズベク語: Chimkent / Чимкент、英語: Shymkent または Shimkent)は、カザフスタン共和国の都市。かつては南カザフスタン州(現在はテュルキスタン州へ改名)の州都であったが、2018年6月19日より同州を離脱し州に属さない特別市となった。シムケントの人口は、同国でアルマトイ、アスタナに次いで3番目の都市である。ロシア帝国・ソビエト連邦時代の表記は Чимке́нт(Chimkent)。 トルキスタン・シベリア鉄道が通る交通の要衝あり、ウズベキスタンの首都・タシュケントからわずか120kmである。
概要
地名の由来
シムケントという名はカザフ語でもウズベク語でも「草原の都市」を意味する。
歴史
シルクロード
- 12世紀に、10km東にあるシルクロードの町サイラム(Sayram)を守るキャラバンサライ(隊商宿)としてできた。
モンゴル帝国
市場ができ、町の人々と遊牧民の間の交易で成長するも、チンギス・カンに破壊される。 その後コーカンド・ハン国の領土となった。
- 1810年にブハラ・ハン国に組み込まれる。
ロシア帝国
- 1864年にロシア帝国に組み込まれる。その後も交易で順調な発展を続け、特に馬乳酒で有名となる。
ソビエト連邦
- ソビエト連邦時代にはウズベク人が住民の大半であったが、政治的理由からカザフスタンに編入された。またグラグが作られ、強制収用された人々でロシア人が急増した。
地理
気候
人口
人口構成
ウズベキスタンの首都タシュケントまで近いことから、カザフスタンの中で最もウズベク人の割合が高い都市であり、2018年では2割を占める。またロシア人も1割を占めるなど比較的多く、その他アゼルバイジャン人、タタール人、高麗人、ウクライナ人等で構成される多民族都市となっている。
対外関係
姉妹都市・提携都市
- イズミル, トルコ
- マヒリョウ, ベラルーシ
- グロッセート, イタリア
- パタヤ, タイ王国
- ホジェンド, タジキスタン
経済
産業
1930年代ごろから鉛の採掘を基盤とした工業が発展した。 精錬工場は1934年または1938年に操業を開始し、銅や鉛などの金属や、赤軍で使用される弾丸の4分の3が生産された。 精錬工場は極度の土壌汚染(鉛、カドミウムなど)が問題になり2008年に一度操業を停止したが、2010年にイギリスの企業Kazakhmysの傘下に入り再び稼働を始めた。
現在は亜鉛、カラクールの織物、医薬品の製造が主に行われている。
交通
空路
空港
- シムケント国際空港
出身関連著名人
出身著名人
- カイラト・アシルベコフ (サッカー選手)
- グレゴリー・エゴロフ (棒高跳び選手)
- エレーナ・シャリギナ (レスリング選手)
- ベイブット・シュメノフ (ボクサー)
- オルガ・ドフグン (射撃競技選手)
- アリヤ・ユスポワ (新体操選手)
- カルシャガ・ダウトベック(総合格闘家)
脚注
![ギャラリー シムケントからタシケントへ、玄奘三蔵が歩いた中央アジアの旅(5) 朝日新聞デジタルマガジン&[and]](https://www.asahicom.jp/and/travel/wp-content/uploads/2019/03/20180613_clickdeep_03.jpg)



