ティベリヌス・シルウィウス(Tiberinus Silvius)はローマ神話に登場する伝説上の王で、カペートゥスの子、アグリッパの父。
伝承
リヴィウスによれば、ティベリヌスの時代、七つの丘の周辺と北方のエトルリア人との国境にアルブラという川があった。これを渡ろうとした時にティベリウスは水に飲み込まれて命を落とし、以来ラテン人達はこの川をティヴェレ川と呼ぶようになった(王が生まれる前からティヴェレ川という名前で知られていたという伝承もある)。死後、ティベリヌス王は川の精霊ティベリヌスに転生したと信じられ、ヴォルトゥルヌスという祝祭にて崇拝された。
ティベリヌスの跡目は息子アグリッパが継承したが、その末裔がローマの建国者ロームルスとレムスであった。ロームルスの伝承では川に流された双子を救ったのは、精霊ティベリヌスとなったティベリヌスであったという。
多くの学者は、ティベリヌス王の伝承はティヴェレ川という名が成立してからの事であり、逆にティヴェレ川から伝承が生み出されたと考えている。ラテン人の人名チベリウスも同様に川の名から生まれたと考えられるが、チベリウスはもしかしたらティベリヌスという人名の原型であったかも知れない。サビニ人の都市ティヴォリとの関連を考える論者もいる。
家系図
引用
関連項目
- ローマ神話
- ラテン人



